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身体障害者手帳
(視覚障害)について

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身体障害者手帳(視覚障害)について

視覚障害手帳は、視覚に障害がある方が日常生活でより安全・快適に過ごせるよう、公的支援を受けるための手帳です。視覚障害手帳は、大人も子どもも対象となっており、視覚における障害の度合いに応じて申請・交付が可能です。

手帳取得のメリット

視覚障害手帳を取得することで、以下のような公的支援や制度が利用できるようになります。

視野障害認定基準(ゴールドマン型視野計)

視覚補助具(眼鏡、拡大鏡、白杖など)の費用の一部が補助されます。お子さんには学習や生活に役立つ補助具が支給され、大人には仕事や日常生活の支援として利用できます。

税制上の優遇措置

所得税や住民税の控除が受けられる場合があります。

公共料金や交通費の割引

公共交通機関の割引、携帯電話料金の減免、水道料金の優遇など、視覚障害のある方を対象とした制度が利用できる場合があります。

手帳取得の流れ

視覚障害手帳の取得を希望される場合は、まず医師にご相談ください。診察の結果、視覚障害の基準を満たしていると判断された場合、医師が診断書を発行いたします。その後、市町村役所で申請手続きを行い、手帳の交付を受けます。手続きや審査には市町村ごとに異なる期間がかかるため、詳細は担当窓口にご確認ください。

注意点

制度の運用や支援内容は市町村によって異なる場合があります。また、所得に応じて自己負担額の軽減や適用範囲が変わることもありますので、申請の際にはお住まいの自治体で確認をお願いします。

ご相談ください

視覚障害手帳について、また手帳を活用した生活の支援について、疑問やご不安がある場合は診察時にお気軽にご相談ください。スタッフ一同、丁寧にサポートさせていただきます。

身体障害者認定の基準(視覚障害)2018年改訂

視覚障害には、視力と視野と2種類があります。

視力障害認定基準

級別 視覚障害(視力)
1級 視力の良い方の眼の視力(矯正視力:以下同じ)が0.01以下のもの
2級 1 視力の良い方の眼の視力が0.02以上0.03以下のもの
2 視力の良い方の眼の視力が0.04かつ他方の眼の視力が手動弁以下のもの
3級 1 視力の良い方の眼の視力が0.04以上0.07以下のもの(2級の2に該当するものを除く)
2 視力の良い方の眼の視力が0.08かつ他方の眼の視力が手動弁以下のもの
4級 視力の良い方の眼の視力が0.08以上0.1以下のもの(3級の2に該当するものを除く)
5級 視力の良い方の眼の視力が0.2かつ他方の眼の視力が0.02以下のもの
6級 視力の良い方の眼の視力が0.3以上0.6以下かつ他方の眼の視力が0.02以下のもの

視野障害の等級表

  ゴールドマン型視野計 自動視野計
I/4指標 I/2視標 両眼開放エスターマン視認点数 10-2プログラム両眼中心視野視認点数
2級 周辺視野角度の総和が左右眼それぞれ80度以下 両眼中心視野角度28度以下 70点以下 20点以下
3級 両眼中心視野角度57度以上 40点以下
4級 両眼中心視野角度57度以上 41点以上
5級 両眼による視野が2分の1以上欠損 両眼中心視野角度57度以上 100点以下 41点以上
両眼による視野が2分の1未満欠損 両眼中心視野角度56度以下 101点以上 40点以下

視力が低く、かつ視野も狭い場合には、重複障害としてその等級が上がる場合があります。

重複障害の認定

障害等級 指数
1級 18
2級 11
3級 7
4級 4
5級 2
6級 1

合算の認定等級

合計指数 認定等級
18以上 1級
11~17 2級
7~10 3級
4~6 4級
2~3 5級
1 6級

例えば、視力3級で視野4級だとすると、併せて視覚障害2級という認定になります。
具体的に、ご自分がどの等級に相当しているのかは医師に直接ご相談の上でご確認なさって下さい。

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