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アレルギー性結膜炎・
春季カタル

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アレルギー性結膜炎

症状としては、両眼がかゆくなり、どろっとした眼脂がでて、涙が多く出てきます。白目といわれる結膜が充血して、水はけが悪くなるので白くぶよぶよすることもあります。
症状の出てくる時期が季節によって限られているものを季節性アレルギー性結膜炎、年間を通じて症状がみられるものを通年性アレルギーといいます。季節性アレルギー性結膜炎のアレルゲン(原因)はほとんどが花粉です。時期によって植物の種類は異なります。通年性アレルギー性結膜炎の原因で最も多いのはハウスダスト(特にヒョウヒダニなどのダニ)です。
1-5月はスギ、ヒノキ、シラカバなどの花粉が関東地方に多く、4月からはカモガヤなどイネ科の植物、8月からはヨモギやブタクサなどのキク科の植物が多いとされています。
予防として花粉の飛散の多い日はできる限り外出を控えるほうが望ましいです。コンタクトレンズの装用は控えて、人口涙液を点眼して眼を洗うなどを行ってください。治療としては、抗アレルギー剤の点眼を行い、症状が強い場合には症状に合わせてステロイド点眼を使用します。

春季カタル

重度のアレルギー性結膜炎の病態で、結膜の増殖性変化が特徴です。原因はハウスダストやダニが多いのですが、花粉や動物のフケなども原因になります。通年性ですが、春に悪くなって冬に良くなるため「春季カタル」という名前で呼ばれています。秋に悪くなることもあります。
5歳頃から学童期の男児に起こりやすいです。
アトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー性の病気を複数合併している場合があります。
両眼が非常に激しくかゆくなります。どろっとした眼脂がでて涙が止まらくなり、目が痛くなることもあります。
上瞼をひっくり返してみると、瞼の粘膜がボコボコと膨らんで突出しています。
治療は、抗アレルギー薬の点眼が第一で、その効果が不十分な場合はステロイド点眼薬や免疫抑制剤の点眼を追加で行います。

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